そんなに詳しくはないバンクーバー渡航までの手続き
タイトルを見て、「んじゃ書くなよ」と皆さん思っているだろう。
僕もそう思う。
手続きを行なったのはほとんど壇蜜だったし、
一緒に行なったといえども、ほとんど相槌しかしていない。リアル赤べこ検定があれば2級くらいのレベルではあったはずだ。知らんけど。
でも、せっかく経験してきたものをやはり共有はしたいし、記録として残したいのである。
そこで手前味噌ながら自信満々で上記のタイトルを付けた。つまり、ふわっと流れを記すが詳細部分はリンク先で確認しておくれ、そういうことなのだ。
ところで、私はカナダのバンクーバーに来ているのだが、どういう経緯でこうなったのか簡単に説明する。
イ)オーストラリアに、2020年4月〜9月で学生ビザ(基本勉強のみのビザ)と2020年10月〜2021年10月でワーキングホリデービザ(がっつり働けるビザ)の合計1年半で渡航予定だった。
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ロ)2020年3月下旬、「コロナで渡航できません」宣告発令。オーストラリアの学生ビザ(半年分)の申請金額、5万円ちょっとの返金はできないので焦り出す。できるなら行きたい・・・。
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ハ)2020年7月、学生ビザでの渡航が絶望的な状態に。そこで代替案、オーストラリアとカナダ両方のワーキングホリデービザを年齢制限である30歳の間に申請し、両国合わせて最大2年間海外にいくことを検討。(この時どちらも入国は不可の状態)
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ニ)2020年9月、イギリスを含む何ヵ国かがワーキングホリデービザの受け入れを再開しだした!!そうしたらイギリスに行こうではないか!と申し込むも、イギリスのワーホリはランダム抽選でとっても倍率が高いので、見事落選。ちなみにこの時点でオーストラリアの学生ビザは有効期限を迎え、全く何もしていないのに5万円ちょっとが水の泡に。
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ホ)2020年10月、30歳の間にオーストラリアとカナダへワーキングホリデービザを申請も、誕生日を迎えた同月、カナダからは「31歳になったよね?もうワーホリの資格ないから切るね」と辛辣なメールでバッサリ。この時のオーストラリアの申請はまだ返事待ちということで今も待機中。(この時も入国不可)
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へ)2020年11月、意気消沈し、ただただ空気を吸う日々。この辺りから「海外行く行く詐欺」の称号を与えられる。
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ト)2021年7月、コロナ前にオーストラリアのワーホリビザを取得したがコロナになってやむ終えず帰ってきた人や行けなかった人に対して、ビザ延長の措置をとると発表。しかし、私はコロナになってからの申請なので関係ないし、待つしかないとまたもや絶望。(2021年12月15日より受け入れ再開!!)
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チ)2021年7月、ト)の発表後も待機しようか迷っていたが、カナダの学生ビザであれば入国できるようになったことを知る。(2021年2月くらいにはなってたらしい)しかも、Co-opビザという有給インターンができる(お金が稼げる)ビザも存在し、テンション爆上がり。それにトロントにはめっちゃ大きい遊園地あるやん〜インターンそこでできないかなぁ〜ふぅ↑↑とカナダに行くことを決意。
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リ)2021年9月、Co-opビザは語学力が少しはないと受講が厳しいこと、また未だにトロントは対面授業ではなくオンラインでの授業ということで、対面授業を行なっているバンクーバーに半年滞在し、語学力を伸ばすことに。後に、Co-opビザに切り替えトロントに1年滞在するという流れになった。
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ヌ)2021年10月30日(土)、「海外行く行く詐欺」の称号というか汚名は消滅し、晴れてバンクーバーに滞在している。
簡単にといった割にがっつり書いたが、こういう流れなのである。
さて、手続きに関してだが、今回は「カナダの学生ビザ」に関してのみ記載する。本当のことを言うと、それしか覚えていないので、まぁこれもご愛嬌ですな。(開き直り)
① 留学エージェントで学校を決めたら支払いを済ませ、支払った証明ができるもの及び入学証明書をもらう。(基本メールでくる)
② カナダ政府の専用サイトからMyアカウントを登録する。(一緒に確認しながらエージェントがやってくれた)
③ 申請書を作成し、必要書類を提出、申請料金(2万円ちょっとくらい)を支払う。
※必要書類は、
・ビザ申請書
・デジタル証明写真
・パスポートのカラーコピー
・入学許可書
・英文の銀行通帳残高証明(私の場合は半年の留学で150万円以上の残高証明が必要だった)
・学費の支払い証明
④ 上記③を申請すると次のステップに進む許可が出るまで待機となり、「プール状態」ですとエージェントには言われた。申請は夏だったが、冷たくて気持ちいいなぁとはもちろんならない。
⑤ “donotreply@cic.gc.ca”というところからたびたび連絡がくるが、詳細内容はメールからアカウントに飛んで見ないといけない。都度、エージェントに転送し確認してもらっていた。そうしているうち、バイオメトリクス(指紋採取)に進むメールが届いた。
⑥ バイオメトリクス(指紋採取)はVFSサービシズ・ジャパンというところが対応しており、専用サイトから予約をして指定の場所に指紋採取をしに行く。コロナの対策もあって、厳密な感染対策の中、数十分で手続きは終了した。ちなみに、オンライン申請から30日以内に完了しないといけないので注意してほしい。
※必要書類は、
・パスポート
・バイオメトリクス案内レター
・来館予約票
・VFS Global 同意書
⑦ ⑤の同じアドレスからメールが届き無事学生ビザの許可がおりた。実際、⑥の申請を完了してからビザの許可がおりるまで1ヶ月半かかっており、①からの工程は少なくとも渡航予定日の4ヶ月前あたりからした方がよい。
下記のサイトにもう少し詳細が載っているので参考にしてほしい。基本はエージェントを決めたら、いろんな手続きをやってくれるので心配はいらないだろう。
さて、ここからは学生ビザ取得後の流れを書く。
❶ 航空券を準備する。コロナ禍に限ってのことかもしれないが、渡航日が近くても渡航日の2ヶ月前でもそんなに値段は変わらなかった。ただし、トランジットで別の国に一旦入国する場合、その国の隔離措置等を受けなければならない可能性があるため、直行便を推奨された。直行便は、2021年10月現在、成田ーバンクーバーの航路しかなく、私が調べた限りではANA・JAL・AIR CANADAの3つで、まだ比較的安かったAIR CANADAで手配した。片道だけの運賃は高くなるので、今回は16万円ちょっとくらい。
❷ 現地携帯電話のキャリアを契約する。これは、現地に到着してからでも構わないが、この後記載する事前申請の項目に現地携帯電話番号を入力するところがあるので、できれば日本にいる間から契約し事前にSIMカード及び電話番号を取得しておきたい。
❸ 海外転出届を自分の住んでいる市町村に提出しにいく。そうすることで、年金や健康保険、住民税などを留学中支払わなくて済むのだ。もちろん支払いを止めているだけなので、年金等ちゃんと払っておきたい人は任意加入もできるはずだが、市町村で対応が異なると思うので、よく聞いてみよう。
❹ ArriveCANのアプリをスマホにダウンロードし登録をする。これは、渡航情報や自己隔離プラン、ワクチン接種済かどうかなどの情報を事前提出するためのアプリケーションで、提出が義務付けられているのである。さっさと登録したいところなのだが、なんと渡航予定日の3日前あたりからしか登録ができない。また、入力の際必要なのが、❷でもお伝えした現地の電話番号と滞在先住所、ワクチンパスポート、フライト情報等が必要である。ちなみに私は電話番号もギリギリにしか教えてもらえなかったので、友達の犬と無駄に戯れて焦りをごまかしていた。そして、登録が完了すると、アプリ内やメールでQRコードのレシートが表示できるようになりバンクーバー国際空港で提示しなければならない、となっていたが、特に見せる必要はなかった。出口のイケメン警備員に聞いてみたけど、「いらねぇよ」と言われた。しかし、いつどうなるかわからないので見せる準備はしておいてほしい。
❺ FlyClearを登録する。これは、バンクーバー国際空港でのPCR検査が義務づけられてるので、登録しておくとスムーズに検査に進めるというものだ。結構項目があるので、当日全部質問に答えながら登録することを思うと、事前にしておいて損はない。ただこれも❹と同様、現地の電話番号や滞在先、フライト情報等を入力しなければならない。私は電話番号の件があったので、結局渡航日の3日前くらいにしか登録できなかった。
❻ カナダ学生ビザ入国前登録に登録する。これは間違えないでほしいのだが、渡航の72時間以上前に登録する必要がある。ギリギリではなくて余裕を持って登録してほしい。項目も、名前とパスポートの情報、飛行機の便を入力するくらいなのですぐできるはず。サイトの1番上の2項目は初めて登録する人は持っていない番号らしいので、空白でよいそうだ。
https://www.yvr.ca/en/students
実際の入力サイトなので、どうぞご覧あれ。
❼ 出国前の72時間以内にPCR検査を受ける。単に受けるだけではなく、英文の陰性証明書を発行してもらわないといけない。巷の格安PCR検査場はほとんど英文の陰性証明書を出してくれないので、悲しいが大金を払って検査する必要がある。出発が成田空港だったので、空港で予約し検査を受けるのがスムーズかもしれないが、3万円とかなり高額。なけなしの金で渡航する私は、いろいろ探した結果、1万5千円で英文の陰性証明書までやってくれるところを見つけ予約した。もっと探せばあるかもしれないので、ここは踏ん張りどころ。
https://kandakita.clinic/
私が受けに行ったところ。検査は一瞬で、申し込みプランによって当日中に結果と陰性証明書を出してくれる。
さて、結果として膨大な内容になってしまった。わからないことは適当にごまかしたが、おおよそは的を得ているはずである。ただ、手続きの方法はまたすぐに変わる可能性もある。その都度、エージェントや詳しい人に確認をしておくれ。私は詳しくないので、質問しないでね。
文章内容に訂正箇所がある場合は、コメントで「クソ野郎間違ってんじゃねぇか」と炎上していただきたい。真摯に対応する所存である。
留学5日目、ホストファミリーの料理だが、日に日に唐辛子の量が増えていってて、私のお腹は壊滅的だ。
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