Whistler(ウィスラー)へG O
時は4月。
留学生活も5ヶ月目に突入し、なんとあっけなくもう卒業である。
正直に言うと、語学学校は本当に苦労した。
過去の投稿には具体的な学生生活について触れてこなかったが、今までにない「英語を学ぶこと」についての自分自身との戦い、葛藤、挫折を繰り返していた。
あまりにも話すことができない私は、メグと共に定期的に「夜の勉強会(ただzoomを繋げて黙々と自習するだけ)」をしたり、自分に学校以外の勉強のノルマを与えたりとかなりストイックに取り組んでいた記憶がある。
それをしすぎて逆に英語がわからなくなったり、かなり足掻いていた時期もあった。
また、自分の都合でクラスを変更した時もうまく手続きができなかったり、最後の週には学校からあまりにも杜撰(ずさん)な扱いをされたので、その週の分を返金してもらう交渉をしないといけなかったり。(最終的に返金してもらったが、かなり揉めて2ヶ月もかかった)
英語がうまく扱えない中でのその苦労は今までの苦労とは別の種類のもので、
長らく忘れていた他人と自分を比較して卑下してしまうことや、
人生の答えの見つからない感じ、
精神的な苦痛がこの生活において大部分を占めていた。
それでも諦めたくなかったのは、
「自分の追い求めたことを形にしたい」という自身の希望、
「公言したからには後に引けない」という自身の意地、
「この経験をいつか楽しいものにしたい」という自身の欲望、
そのようなものが複雑に組み合わさった「想い」を持っていたからである。
有意義な学生生活かと言われたら少し疑問に残るところはあるが、自分なりには果敢に英語学習に取り組んだように思う。
さて。
約半年の学生生活を終えて、ビザの有効期限は残り1ヶ月を切った。
今までお金をセーブしまくってきた甲斐もあり、割と残っている。
そうなるとやることは一つ、旅行に行くしかないのである。
実は前回の内容でもある日帰り旅行や、メグたちとの1泊旅行も行っており、学校以外での「活動」もそれなりにしていたが、
今回は・・・・
世界有数のスキーリゾート地、「ウィスラー」へ向かうことにした。
ウィスラーはスキースノボーを嗜む人にとっては憧れの土地であろう(たぶん)超巨大なリゾートエリアで、
スキー場だけでなく、ホテル、アパレルショップ、レストラン、スーパー、病院全てが広大なリゾートエリアに集約されていて、町全体が景観を統一したリゾート地のような印象を受けた。
スキーをしなくても買い物や食べ歩き、美術館やスパなど遊べる要素はたくさんあるのである。

実は今回、日本から来た友達とシェアハウスのみんな(飼い犬を含む)で向かった。
シェアハウスのみんなはこの半年間を非常に楽しいものにしてくれたし、支えてもらった。
そして最後にこの旅行まで計画してくれ、本当に感謝でしかない。
にもかかわらず、出発1週間前に私はコロナを患い、シェアハウスの全員に感染させるという恩を仇で返し、(最低)
ギリギリまでこの旅行に行けるかどうか怪しかった。
前日になり、なんとか全員が陰性になり外に出られるようになったので、晴れて全員でこのウィスラーに来た次第である。

ウィスラーはバンクーバーオリンピックのスキー会場になっていたこともあり、オリンピックのモニュメントが
惜しげもなく飾られていた。
よくわからないモニュメントもたくさんあった。

一通り散策した後は、昼から別行動をとり私と友達はロープウェイでスキー場を見にいくことにした。

おそらく無装備で登ってくる人は私たちだけだった。
スキーヤーからしたら「楽しいですか、その状態で」と言いたくなるに違いない。


滞在中は、雪のボールを作り雪合戦したり、
ふかふかの雪の上でダイブしたり、
1点を眺め続けたり、
寒すぎてトイレに行きすぎたり、
無装備でできるおおよそのことをしたが、30分が限界だった。
山からほぼトンボ帰りで下山したら、もういい時間である。
シェアメイト達と再び合流し、近くのスーパーへ買い出し、夜はBBQをして控えめに言って最高だった。

翌朝は、少し離れたスパリゾート(Scandinave Spa)へ3時間ほどのんびりし、近くの湖を眺めに行ったり、再びリゾート内を練り歩いたりしたのだが、
ここで1つ言いたい。
私はたいそうなスコーン好きで、スコーンを見つけては必ずスコーンを貪り、世界のスコーンにランキングを自分の中で勝手につけている。(自分からスコーンだけを探しにいくほどではない)
そして、このウィスラーに、ウィスラーが本店のベーカリーがあり、非常にスコーンが美味しく、
自分の中でのスコーンランキング2位に躍り出た。(1位ちゃうんかい)
1位は日本にあり、誰の得にもならないが勿体ぶって言わないでおく。
とにかく読者にはこちらのスコーンに注目してほしいのである。

このお店はバンクーバーにもあるのだが、私はこちらが処女童貞喪失のお店であった。
とんでもなく長い列を成しており、ショーケースは1度しか確認することができず、
ミスタードーナツのように左右に同じ種類のドーナツを配置しどちらのレジからも確認できるような配慮に長けたことなどしていない。
望むものは1度で覚えなければ後戻りはできないのである。
店内にはあまりにも魅力的なパンがびっしりと並んでおり、日本でいう菓子パンのようなものからおかずになるようなパンまで所狭しと並んでいたが、私はもちろんスコーンを選んだのである。

外側はカリッと、かじるとホロっと崩れ、しっとりとザクザクが調和した素晴らしいスコーンだった。
そして、スコーンで1番起こりうる問題といえば、あまりにも口内の水分が吸い取られる、
いわゆる「口内砂漠化問題」である。
スコーン、マフィン、ゆで卵は「世界三大口内砂漠化食べ物」として知られているが、
私の中では、スコーンはトップレベルで口内の水分を急速に吸い取り、呼吸さえ危ぶまれる事態になる記憶があり、幼少期は好きではなかった。
ところが、20代半ばで出会ったあるスコーンにすこぶる感動し、そこから大好物へと変わったのである。
このスコーンは、2番目に美味しいが1番にすごく近い2番であり、口内はオアシスを保ったままだった。
話はスコーンへ大きくそれたが、とにかく訪れてほしいパン屋さんだということを伝えたかっただけである。
2日目の夜は私が晩御飯の担当ということになっており、何カレーを作ったか忘れたが(多分牛すじ?)、
ルーに対しての水の量を誤りシャバシャバのカレーになってしまったのだが、みんなは本当に優しく一つの文句も言わず「美味しい」と食べてくれた。
この人たちに関わることができて本当によかったと思う。(甘やかしてくれるので)
最終日は、リゾート内のレストランで朝食を食べ、民族美術館的なところに行き、帰る途中にある非常に大きな滝を眺め帰路についたのである。

カナダ国内の旅行はこの旅が2回目だったが、とても充実したものだった。
そして、次回でついにカナダ留学編は”一旦”終了する。
どうぞお楽しみに。